広がり

詩集 ダンゴムシと一緒に生きる

詩集 ダンゴムシと一緒に生きる

ダンゴムシと一緒に生きる

 ダンゴムシのことを
  気にかけながら

 人間生活をしているのも
  悪くない気がしてきた

 人は一人だけでは
  生きられないが

  人同士は時として
 戦争状態になったり


  そこまで関係が
  こじれなくても

 遠慮したり 気を使ったり
  素直に付き合え
  なかったりする

   そんなときも
 完全に一人だけになって
  生きていくのは

 辛すぎる気がする だから
  一匹一匹大きさも 
  色の具合も異なる

   何十匹もの
  物言わぬダンゴムシと

  アスファルトの道で 
    日々出会い

    互いの無事を
   確かめ合っていると

    これからも
  自分もこの地球という星で
    暮していていいのだと
     おもえてくる

     
 ダンゴムシのことを
  気にかけながら

 人間生活をしているのも
  悪くない気がしてきた

 ダンゴムシとの付き合いが
  何週にもわたってくると
   人間世界では
    コロナウイルス騒ぎや

     地震や
     大雨や
     土砂崩れや
   景気の落ち込みの心配や
  国と国とのいざこざなどの
   人間のやっていることに
     ちょっと
    距離をおいてみる目が
   できてきたように思える

  雨の日は安全なところで
     身を潜め

  天気になれば路上を
     歩きまわる

  悠々とした日の過ごし方
   コンクリートばかりか
   落ち葉さえ食べ物にする
 たとえ自然界の掃除屋さんと
   揶揄(やゆ)されようと
 一生食べ物に困る心配のない
     身の上は

     最高だと思う
   おそらく人間が
    この世に生まれる

    数百万年も前から
   彼らの仲間はこの星を
  生
き抜いてきたに違いない
   危険に出会ったときに
    丸まって
    身を守る

  彼らの臨機応変の
    身の処し方を

  頭に大きな脳をいただいた
    人間といえども
 レジェンドの教えという形で
  学んでおくのも悪くはない

 ダンゴムシのことを
  気にかけながら

   彼らの近くで
  人間生活をしているのも

   悪くない気がしてきた

トピック 

「詩集 ダンゴムシと一緒に生きる」は1~4の分冊として完成は2020年10月、
これで、日常の軽口めいた発想から始めた詩を集めた文庫本サイズの小詩集も130作を超えてきました。
それらをまとめた「三生康詩詩集」は{第五詩集}まで増えています。

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